助成成果報告

平成26年度 助成成果報告 水辺からのレポート(活動報告)

天皇皇后両陛下が渡良瀬遊水地を視察されました

採択助成番号
26-3111-012
活動種別
その他
実施場所
渡良瀬遊水地
実施期間
2014年05月21日
実施団体
一般財団法人 渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
代表者
専務理事 白井 勝二
本文
 渡良瀬遊水地は、広さ(総面積)33㎢、茨城・栃木・群馬・埼玉4県にまたがる日本で最大級の遊水地です。遊水地には、渡良瀬川、思川、巴波川の3河川が流れ込み、4km下流で利根川と合流しています。ここには、広大な湿地が広がり(湿地面積全国第6位、北海道を除く地域で最大)、ヨシ等が生い茂り、多様な動植物の生息地となっており、平成24年7月にラムサール条約湿地に登録されています。

 平成26年5月21日、天皇皇后両陛下は小雨の中、豊かな自然環境が残る渡良瀬遊水地をご視察になられました。11時20分に栃木市藤岡遊水池会館にご到着され、国土交通省関東地方整備局長より渡良瀬遊水地の生い立ちや機能、環境などについてご聴取され、午後には渡良瀬遊水地内の展望台より首都圏の貴重な水瓶となっている谷中湖や自然のヨシを利用したヨシ原浄化施設をご覧になりました。その後、渡良瀬遊水地のヨシを使って作られたヨシズをご覧になり長く多いのに驚かれていました。遊水地周辺では菅笠作りや養蚕が行われていたなどの説明をお聴きになりました。

 ヨシ原浄化施設内を歩かれ、植物や野鳥の観察を行われました。散策の途中では、1m程度に伸びたヨシやオギなど植物を確認しつつ野鳥の声に耳を傾け、何という鳥ですか、などと質問をされていました。ギョギョシ、ギョギョウシと囀るオオヨシキリや世界的に希少なオオセッカが渡良瀬遊水地で繁殖していること、チュウヒなどの猛禽類が多いことなどの説明が行われました。
 また、ヨシ原内のタチスミレの開花時期やワタラセツリフネソウの特徴などを始め植物、樹木の名前などについても質問がありました。

 私も同行させていただきまして、渡良瀬遊水地の植物の特徴、概要とともに渡良瀬遊水地には絶滅が危惧される貴重な動植物の生息地であり、地域の宝、日本の宝ですので、地域の人々とこの環境を将来まで守って行きたいと申し上げました。
お帰りの際に、「すばらしい自然環境ですね。この環境が長く守られると良いですね。」とのお言葉を頂き感動いたしました。


 一般財団法人渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団では、河川整備基金助成事業による助成により、渡良瀬遊水地の自然環境についての調査・研究を行い、子どもたちや市民の環境学習や自然体験活動、平成25年に渡良瀬遊水地内にオープンした体験活動センターわたらせの運営を行ってまいりました。今回の渡良瀬遊水地の動植物についての天皇皇后両陛下へのご説明も、これまでの河川整備基金助成事業による調査・研究の成果が生かされたものとなりました。
添付ファイル
  • 晴れた日の渡良瀬遊水地
    晴れた日の渡良瀬遊水地